ここ数年で日本でも人気が高まってきたポーカー。ポーカーの世界での競技人口は1億人とも言われており、日本の競技人口は少なく見積もっても10万人以上で今後も増加するとみられています。
ポーカーの世界大会は賞金額が非常に高額で、世界で最も多くの金額が動く個人競技と言われており、大きな大会で優勝すれば人生が変わるほどの大金を手にすることも可能です。
そんなポーカーの大会は大小問わず世界中で開催されていますが、今回は特に人気ある高額賞金大会を6つご紹介します。
ポーカーの世界大会とは
「ポーカー」と聞くと、カジノがまだ無い日本ではギャンブルのイメージが強いかもしれません。しかしポーカーは競技性が高く、将棋やチェス、オセロなどと同じく「マインドスポーツ」として世界中で人気があります。
そんなポーカーの世界大会は「トーナメント」と呼ばれ、Limit Hold’em、No-Limit Hold’em、Omaha、Mix Gameなど様々なゲームのトーナメントが用意されていますが、中でも人気なのがNo-Limit Hold’em(テキサスホールデム)のトーナメントです。
優勝賞金が超高額!
ポーカーの世界大会の最大の魅力は、なんといっても賞金の金額が非常に高額な点です。
大きな大会のメインイベントともなると、優勝賞金は数千万円から数億円。中には20億円以上もの賞金を獲得できる大会も存在し、一度の優勝で人生を大きく変えてしまうほどの大金を手にしてしまう可能性があります。
しかもポーカーの大会は、基本的に参加費を支払うことで誰でも参加することが可能で、誰にでも賞金を獲得できるチャンスがあるのも人気の理由です。
世界中で開催されている
ポーカーの世界大会は世界中様々な国で開催されており、今も世界のどこかでトーナメントが進行しているかもしれないほどです。
WSOPなど毎年決まった時期に決まった場所で開催される大会もあれば、EPTやWPTなどの1年間で複数回開催場所を変更して開かれる大会も存在し、ポーカーで生計を立てているプロのプレイヤーたちは世界中を飛び回って大会に参加をしています。
人気の高額賞金大会ランキング6選
ポーカーは世界中で大小問わず様々な大会が開催されていますが、中でも特に注目を集める人気のポーカー大会がいくつか存在します。高額賞金で人気のポーカー大会は以下の6つです。
- WSOP(ワールド・シリーズ・オブ・ポーカー)
- EPT(ヨーロピアンポーカーツアー)
- WPT(ワールド・ポーカー・ツアー)
- APT(アジアン・ポーカー・ツアー)
- APPT(アジア・パシフィック・ポーカー・ツアー)
- ACOP(アジア・チャンピオンシップ・オブ・ポーカー)
それぞれの大会の特徴や賞金額など詳しくご紹介します。
1.WSOP(ワールド・シリーズ・オブ・ポーカー)
WSOPは世界で最も権威のあるポーカーの世界大会で、世界三大大会のひとつです。50年以上もの歴史があり、毎年5月~7月にかけてラスベガスで開催され、世界中のポーカー猛者たちが世界一の称号を賭けて競い合います。
世界で最も大きな大会ということもあり、賞金額も桁違い。2024年の賞金総額は100億円を超え、メインイベントは10,112人が参加をして優勝賞金は$10,000,000(約15億円)でした。
2024年のWSOPは日本人プレイヤーも結果を残しており、メインイベントではKyosuke Nagamiさんが初出場で21位に入賞して35万ドルの賞金を獲得し、日本歴代最高位を更新しました。
2.EPT(ヨーロピアンポーカーツアー)
EPTもWSOP同様に世界三大大会のひとつで、ヨーロッパでは最大級のポーカー世界大会です。パリやモンテカルロ、プラハ、キプロスなどヨーロッパを中心とする地域で開催される大会で、1年の間に複数回開催されます。
賞金は参加人数や開催地などによって様々ですが、WSOPに続きかなり大きな賞金額になる世界大会です。
例として2023年のキプロスで開催されたEPTのメインイベントでは、優勝者は€1,042,000(約1億5,000万円)もの大金を手にしています。
ちなみに2024年8月26日からスペインのバルセロナで開催されたEPTのメインイベントでは、5人の日本人が入賞し賞金を獲得しています。
3.WPT(ワールド・ポーカー・ツアー)
WPTは2002年から始まったポーカー世界大会で、WSOP、EPTと共に世界三大大会のひとつに数えられます。世界各国で開催されており、2018年からは「WPT JAPAN」として日本でも毎年開催されています。
開催される地域によって、それぞれの大会の参加費や賞金額が異なり、2023年の東京で開催された大会のメインイベントの優勝賞金は3,000万円でしたが、2022年にラスベガスで開催されたWpt World Championshipでは優勝賞金がなんと$4,136,000(約5億円)にもなります。
4.APT(アジアン・ポーカー・ツアー)
APTはアジア最大級のポーカー大会で、毎年アジア各国で開催されています。比較的日本から近い地域で開催されるため、日本人プレイヤーが多く参加をしている特徴があります。
2024年に韓国で開催されたAPTの優勝賞金はKRW429,292,500(約4,700万円)と、こちらもかなりの賞金額になっています。また、APTは日本でも開催されますが、日本では賞金が出ません。
5.APPT(アジア・パシフィック・ポーカー・ツアー)
APPTはマニラやソウルなどのアジア太平洋地域の都市で開催されており、参加費用は大会の地域や規模によって様々ですが、他の大会と比べると比較的低い傾向にあり気軽に参加をすることが可能です。
2022年にマニラで開催されたメインイベントでは、参加費が約16万円で優勝賞金がPHP5,973,000(約1,450万円)でした。
6.ACOP(アジア・チャンピオンシップ・オブ・ポーカー)
ACOPはマカオで開催されるアジアのなかでは大きなポーカー大会のひとつで、メインイベントの参加費が10万香港ドル(約180万円)と高額ですが、その分優勝賞金もかなり高額になる大会です。
2017年に行われたメインイベントでは、優勝賞金5,400,500HKD(約1億円)にもなっており、アジア圏のプレイヤーのみならず世界中からプロが集まります。
まとめ
ポーカーの世界大会は、賞金が高額だと有名です。大きな大会で優勝すれば、人生を変えてしまうほど夢のあるイベントだと言えます。ポーカーの世界大会は大小様々ですが世界各国で開催されており、多くの大会では参加費用を支払えば誰でも参加することが可能で、誰にでも賞金を獲得するチャンスはあります。ポーカーの腕に自信がある人は、挑戦してみてはいかがでしょうか。