WSOP|参加方法や賞金は?日本のポーカー大会との違いも調査!

WSOP|参加方法や賞金は?日本のポーカー大会との違いも調査!

ラスベガスにて毎年開催されている、世界最大のポーカーイベント「WSOP(ワールドシリーズオブポーカー)」は、世界各国からポーカープレイヤーが集う一大イベントです。

そのためポーカー、特にテキサスホールデムをプレイしている方なら一度は参加してみたいと思う方も多いはずです。

そこで今回は、世界最大のポーカートーナメント「WSOP」の大会概要や参加方法、気になる賞金についての解説、そして日本国内で開催されているポーカー大会との違いについてもご紹介します。

目次

WSOP(ワールドシリーズオブポーカー)とは

WSOP(World Series Of Poker)とは、カジノの本場であるラスベガスにて毎年開催されている世界最大のポーカー大会です。5~7月の2か月間にわたって開催されるイベントで、世界中から集まったプロ・アマチュアのポーカープレイヤーが超高額の優勝賞金と世界一の称号をかけて競い合います。WSOPで最も注目を集める「メインイベント」だけではなく、大会期間中に約90個もの「サイドイベント」も開催されており、寝る暇がないほどの盛り上がりを見せています。

メインイベント

WSOPでは数多くのトーナメントが開催されていますが、中でも特に注目を集めているのがメインイベントです。参加費は$10,000(約150億円)と高額にもかかわらず毎年多くのポーカープレイヤーが参加をし、ここ数年は1万人以上が参加しています。

さらにメインイベントのFT(ファイナルテーブル)の様子は、全米のテレビでライブ放送されるほど注目されており、優勝者には超高額の賞金と優勝者にのみ手にすることのできるWSOPブレスレット、さらには”世界一のポーカープレイヤー”の称号が与えられます。

ちなみに、WSOPのメインイベントで日本人が優勝したことは今だにありません。

サイドイベント

メインイベント以外の”サイドイベント”と呼ばれるトーナメントは90個ほどあり、トーナメントごとに優勝者を決めます。そしてルールはもちろん、参加費も$ 400や$1,000、$250,000など様々でイベントごとに異なるため、自分に適したイベントを選んで参加することが可能です。

サイドイベントでは、過去に日本人が優勝したトーナメントがいくつもあり、今年のWSOP2024「LADIES Championship No-Limit Hold’em」にて岡本詩菜さんが優勝して日本人女性初のブレスレットホルダーとなったことは大きな話題となりました。

メインイベントのみならず、サイドイベントも毎年参加者が増加しています。

WSOPへの参加方法とは

WSOPに参加するためには特別な条件はありません。カジノに入れる21歳以上であればだれでも参加することができます。ここではWSOP2024を参考に参加方法について解説します。

Caesars Reward Card(シーザーズリワードカード)の作成

ラスベガスのWSOP会場に到着したら、まずは「Caesars Reward Card(シーザーズリワードカード)」を作成します。

これは、WSOPの会場となっているHorsashoeやParisなどのシーザーズ系列のカジノであればどこでも作成可能で、WSOPを含むシーザーズ系のカジノが開催するトーナメントに参加するためには必須となります。名前と生年月日、メールアドレスを記入してパスポートを見せるだけで簡単に発行してもらうことができます。

参加したいトーナメントにレジストする

WSOPのトーナメントレジストする方法は「会場でのレジスト」と「オンラインレジスト」の2つあります。

会場で直接レジストする場合は、会場内にあるレジストレーションカウンターで行います。大まかな流れは以下の通りです。

  1. 参加イベントの番号を伝える
  2. Caesars Reward Cardとパスポートを出す
  3. 参加費を支払う
  4. エントリーシートを2枚受け取る

オンラインでレジストを行う場合は「Bravo Poker」というアプリで登録ができ、クレジットカード決済や事前のデポジットを使用しエントリーすることが可能です。

注意点として、クレジットカード決済の場合は2.95%の手数料と、オンライン登録料として$ 3が掛かります。また、初めてオンラインレジストを行う前に事前にクレジットカードや身分証の提出が必要になるため余裕をもって準備しておきましょう。

WSOPの優勝賞金は超高額!

WSOPの優勝賞金は、普通の人が一生かけても稼ぐ事のできないほどの莫大な金額であることで知られています。特にメインイベントでは、1万人を超える参加者のうち9人だけのFT(ファイナルテーブル)に残った時点で、最低でも1億円を超える賞金が獲得できます。

参考までに2015年~2024年のメインイベント優勝賞金をまとめました。

開催年参加者数優勝賞金(US$)
20156,4207,683,346
20166,7378,005,310
20177,2218,150,000
20187,8748,800,000
20198,56910,000,000
20201,3792,550,969
20216,6508,000,000
20228,66310,000,000
202310,04312,100,000
202410,11210,000,000

2020年度は新型コロナウイルスの流行により、オンライン開催となったため賞金は減っていますが、それでもこのように、ひとたび優勝すれば人生が変わるほどの大金を手にすることが可能です。まさにアメリカンドリームと言えるでしょう。

日本国内の大会との違いとは

ポーカーの大会は、多数のプレイヤーが集まり実力を競い合うトーナメントで、国内外で多数開催されています。WSOPをはじめとした海外のポーカー大会と、日本国内で開催されている大会ではどのような違いがあるのでしょうか。

海外のポーカー大会は超高額賞金と世界一の名誉が手に入る

WSOPはもちろんWPTやEPTなどの海外ポーカー大会では、超高額の賞金が用意されており、優勝者には賞金のほかに世界一の名誉が手に入ります。この超高額な優勝賞金と世界一のポーカープレイヤーという名誉こそ、海外のポーカー大会に出場する大きな目的となり、ひとたび優勝すれば、ポーカープレイヤーとしての名が一気に世界へ広く知れ渡ります。

また、海外のポーカー大会の多くでは特別な参加資格なども必要なく、直接現地へ出向いて参加費用を支払えば誰でも参加することが可能です。

日本国内のポーカー大会は”賞金”が出ない

日本では「賭博法」の関係上、ポーカー大会の入賞者へ賞金を渡すことができません。そのため、”賞金”ではなく”補助金”という名目で賞金が進呈されます。この補助金とは、受け取った人が自由に使えるお金ではなく、海外のポーカー大会へ出場するための渡航費や宿泊費、滞在費に当てられます。そのため、日本国内のポーカー大会の目的は、大会を主催する団体と契約して海外のポーカー大会へ出場するための権利を獲得することです。

また、国内の主要なポーカー大会へ参加するためには、サテライトと呼ばれる予選トーナメントに参加をして勝ち残らなければ本戦に出場できないケースがほとんどです。

まとめ

世界中のポーカープレイヤーの憧れの舞台であるWSOPは、世界最大のポーカーイベントです。中でも特に注目を集めるのはメインイベントで、優勝者には人生が変わるほどの莫大な賞金が手に入ります。そして「世界一のポーカープレイヤー」として、全世界に名が知れ渡ります。

このように大きな大会ですが、特別な条件などもなく誰でも参加可能で、メインイベント以外にも数多くのサイドイベントも開催されているので、ポーカーの腕に自信がある人は一度挑戦してみてはいかがでしょうか。

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