ポーカーはトランプを使った代表的なゲームで世界中で遊ばれています。様々な種類のあるポーカーの中でも、近年急激に人気を高めているのが「テキサス・ホールデム」というゲームです。
この記事では人気のポーカーゲーム「テキサス・ホールデム」の遊び方やルール、基本的な専門用語を解説していきます。
ポーカーの人気ゲーム「テキサス・ホールデム」とは?
テキサス・ホールデムとはポーカーのゲームの一種で、プレイヤーごとに配られる2枚の手札と、全プレイヤーが共通のコミュニティカードを組み合わせて役を作り競うゲームです。
囲碁やチェスなどと同じく「マインドスポーツ」に分類されており、運だけではなく戦略や対戦相手の心理状況を分析するなど非常に奥の深いゲームで、競技人口は全世界に1億人以上とも言われています。
テキサス・ホールデムで生計を立てているプロのプレイヤーも多数存在しており、世界規模の大きな大会だと優勝賞金が1億円を超えるものも多くあります。
日本においても徐々に人気が高まってきて、全国各地にポーカーをプレイすることのできるアミューズメント施設が増えてきているため、気軽に始める事のできる環境になってきています。
テキサス・ホールデムの遊び方やルールを解説
テキサス・ホールデムのルールは非常にシンプルです。大まかな流れを覚えてしまえばすぐにゲームに参加することができます。今回は基本的なゲームの流れ・ルールをご紹介します。
1.ディーラーからカードが配られて最初のアクション
ディーラーから各プレイヤーに2枚ずつカードが配られます。配られたカードを確認して、このゲームに参加するか、それとも降りるかを決めましょう。参加をする場合はチップを賭けます。
2.3枚の共有カードが開かれる
プレイヤー全員が参加するか降りるかを決め、参加者がいる場合は場に新たに3枚の共通カード(コミュニティカード)が開かれます。参加者は自分の手札とコミュニティカードで役ができる(できそう)か判断をし、続行する場合はチップを賭けます。降りる場合は手札を伏せたまま捨てれば、その時点でこのゲームは終了になり、これまで賭けていたチップは没収されます。
3.4枚目の共有カードが開かれる
残っているプレイヤー全員がアクションを決めたら、新たにコミュニティカードが1枚開かれます。(4枚目の共有カード)ここでも続行するか降りるかの判断を各プレイヤーが順番に選択し、さらにチップを賭けることができます。
4.5枚目の共有カードが開かれる
全員のアクションが終了したら5枚目のコミュニティカードが開かれ、最後のアクションに入ります。自分の手札と5枚のコミュニティカードを使い役が完成しているか、相手よりも強いのかなどを判断し、さらにチップを賭けるのか、または降りるのかの選択をします。
5.手札をオープンして役の強さで競う
最後のアクションが終了した時点で、2人以上のプレイヤーが残っていた場合は手札を公開し、より役が強かったプレイヤーが勝者となり、これまですべてのプレイヤーが賭けたチップを獲得します。
テキサス・ホールデムの基礎用語
人気のポーカーゲーム「テキサスホールデム」で遊ぶためには、覚えなければならない用語が多数存在します。ここでは最初に覚えるべき基礎用語を解説していきます。
テキサスホールデムの役に関する用語
まずはテキサスホールデムの役に関する用語です。これはプレイするために必ず覚えないといけないのでしっかりと暗記しましょう。
ロイヤルフラッシュ
10~Aまでの連続した数字かつ、5枚すべてが同じスートで統一された役で、ポーカーにおいて最も強い役です。
ストレートフラッシュ
5枚の連続した数字かつ、すべてのカードのスートが一種類で統一されている役で、上記のロイヤルフラッシュとの違いは数字の指定が無いことです。
クアッズ(フォーカード)
5枚の手札のうち4枚が同じ数字のカードがそろっている役で、ポーカーでは3番目に強い役です。
フルハウス
同じ数字のカード3枚(スリーカード)と、2枚(ワンペア)の組み合わせでできる役。
フラッシュ
5枚の手札全てのカードが一種類のスートで統一されてできる役。スートがそろっていれば数字の指定はありません。
ストレート
連続した5枚の数字で作る役で、ロイヤルフラッシュやストレートフラッシュのようにスートを統一する必要はありません。
スリーカード
5枚の手札のうち3枚が同じ数字で構成された役。役の強さ的には7番目ですが、フルハウスやクワッズに昇格する可能性もある強い役です。
ツーペア
同じ数字が2枚(ワンペア)が2組ある役で、数字やスートの指定はないため比較的よく出現する役です。
ワンペア
5枚の手札のうち、同じ数字2枚が揃った状態の役で、ポーカーの役としては最も弱い役です。
ハイカード
役の無い状態を指します。手札の中で最も強いカードで「❍ハイ」とも呼び、例えば手札が「3・5・9・J・A」だった場合は「Aハイ」と言います。
テキサスホールデムのアクションに関する用語
役に関する用語と同じくらい最初に覚えなければいけないのが、各アクションに関する用語です。しっかりと覚えましょう。
bet(ベット)
まだ誰もチップを賭けていない状態から、最初にチップを賭けること。
check(チェック)
ベットせずにパスをして次の人に順番を回す行為。
call(コール)
自分よりも前の順番のプレイヤーがベットしていた場合に、同額のチップを賭けること。
raise(レイズ)
自分よりも前の順番のプレイヤーがベットしていた場合に、さらに掛け金を上乗せする行為。(先に誰かがレイズしていた場合、さらに上乗せする行為を「リレイズ」と言う)
fold(フォールド)
このゲームから降りる行為。手札を伏せたまま捨てます。
all in(オールイン)
手持ちのチップを全てかける行為をオールインと言います。
まとめ
世界中で遊ばれている人気のポーカーゲーム「テキサス・ホールデム」の遊び方やルール、基本的な専門用語を解説しました。
ポーカーはシンプルなゲーム性にもかかわらず非常に奥の深いゲームで、覚えなければいけないこともたくさんあります。ですが、基本的な流れや用語さえ覚えてしまえばプレイすることは可能なので、ポーカー(テキサス・ホールデム)未経験・初心者の人は是非覚えてポーカーを楽しみましょう。